守護の天使の記念日
カトリック教会は、昔から聖書に基づいて、神は天使を造られ、一人ひとりを守っていると信じてきた。
「あなたには災難もふりかかることがなく天幕には疫病も触れることがない。主はあなたのために、御使いに命じてあなたの道のどこにおいても守らせてくださる。彼らはあなたをその手にのせて運び、足が石に当たらないように守る。」 (詩編 91.10-12)
など、聖書に守護の天使のことが記されている。
また、それぞれの人に守護の天使がいるということは、イエスの教えの中にも見られる。「これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい。言っておくが、彼らの天使たちは天でいつもわたしの天の父の御顔を仰いでいるのである」(マタイ 18.10)。
また、天使はイエスがゲッセマネの園で苦しまれたときに、イエスを力づけた(ルカ22.43)。
このように天使を人間の保護者にしたことは、神の愛のしるしといえる。