無原罪の聖マリアの祝日
大天使ガブリエルが告げた言葉にもあるように、聖マリアは神の恵みの満ちた方である。また、女性としても、人間としても優しさ、慈悲深さ、忍耐などをそなえた方である。
無原罪の聖母マリアに対する崇敬は、昔からあった。ピオ9世は、1854年12月8日に「聖マリアの無原罪の宿り」(Immaculata Conceptio Beatae Virginis Mariae)を信仰箇条とした。「人類の救い主キリスト・イエスの功績を考慮して、処女マリアは、全能の神の特別な恩恵と特典によって、その懐胎の最初の瞬間において、原罪のすべての汚れから前もって保護されていた」と荘厳に宣言したのである。
1858年3月25日には、フランスのルルドで少女ベルナデッタに聖マリアが現われ「私は原罪がなくて宿ったものである」と言われた。