ソバニイルカラ

小さなカトリック信徒のブログ

知恵13・1-9 神を知らない人々は皆、生来むなしい

知恵13・1-9

神を知らない人々は皆、生来むなしい。

知恵の書

13・1神を知らない人々は皆、生来むなしい。
彼らは目に見えるよいものを通して、存在そのものである方を知ることができず、
作品を前にしても作者を知るに至らなかった。
2かえって火や風や素早く動く空気、
星空や激しく流れる水、
天において光り輝くものなどを、宇宙の支配者、神々と見なした

3その美しさに魅せられて
それらを神々と認めたなら
それらを支配する主がどれほど優れているかを知るべきだった。
美の創始者がそれらを造られたからである

4もし宇宙の力と働きに心を打たれたなら、
天地を造られた方がどれほど力強い方であるか、
それらを通して知るべきだったのだ

5造られたものの偉大さと美しさから推し量り、
それらを造った方を認めるはずなのだから

6とはいえ、この人々の責めは軽い。
神を探し求めて見いだそうと望みながらも、彼らは迷っているのだ。

7造られた世界にかかわりつつ探求を続けるとき
目に映るものがあまりにも美しいので、外観に心を奪われてしまうのである

8だからといって彼らも弁解できるわけではない。

9宇宙の働きを知り、
それを見極めるほどの力があるなら、
なぜそれらを支配する主をもっと早く見いだせなかったのか